なんだか本気でクライマーになりたくなった。レースで山で逆転したいのだ。本気でそんなことを考えるなんて、分不相応だ。ずっとそう思っているし、現在でも事実だと思う。なんでそんな傲慢になったのか分からない。いろいろ刺激はあったのはたしかだ。でも本気でそんな風になりたいと、なれるんじゃないかと、微かでも思うようになるとは、俺がそんなふうに思うとは、あめーじんぐである。
だが本当に欲する。会社帰りのバスの中でふつふつと宿った欲望。いつものとおり、この熱を失わないよう黙っていることにする。口にすると揮発するので。なんでも嫁に話す俺だがとうぶんは黙っているつもりだ。
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